鍼(はり)治療は安全です

はりを刺すと、エイズや肝炎などに感染するのではないかと心配される方がおられます。
 このたび、山口県赤十字血液センターでの調査で、はり治療の安全性が確認されました。それは、平成12年度の1年間に献血された方々の内、1330人がはり治療を受けておられましたが、血液検査の結果、はり治療を受けていなかった方との間に有意な差が無いことが判ったからです。
 我々、鍼灸師は3〜4年の専門教育を受けた後、国家試験を受けて合格しないと成れません。
 開業するときは、保健所に届出を行い、立ち入り検査の後、開業を許可されます。この検査では、消毒設備や、治療室、待合室の広さ、換気装置などが調べられます。
 我々が使用しているはりは、使い捨てのはりか、保健所の検査で合格した消毒設備で完全に滅菌したものです。
 山口県鍼灸師会では鍼の消毒・滅菌については特別に注意して治療を行うよう指導しています。
 どうぞ、ご心配なく鍼治療を受けてください。



 鍼治療は安全である          鍼灸ニュースレターより  

 それでは鍼治療の安全性について、ご紹介しましょう。
 日本の山下仁氏らは、6 編のランダム化比較試験による論文を対象に分析したところ、膝の腫脹や局所の炎症は鍼治療群よりは対照群(無治療群)で多く発生していたとし、鍼治療によるほとんどの有害事象は軽症で一過性であることが確認できたと述べています。 
 また、イギリスのAdrianWhite 氏は、イギリスにおける鍼治療の安全性に関する研究について発表し、重篤な事象に当てはまるものはなかったとし、「鍼は有能な施術者によって行われれば極めて安全な治療である」と述べています。
 また、ドイツのKlaus Lined 氏も鍼の安全性について、9,918 名の認定された医師によって503,397 名の患者(慢性痛)に400 万回以上の鍼治療を行った結果、重大な副作用として失神などの心血管系6 例、気胸3 例、皮膚感染2 例、重症喘息発作1 例と重大な有害事象は極めてまれであるとし、鍼治療は安全性が高いことを示しました。 
                            
                                 
 
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