年頭所感

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                会長 河野 紘

 

日本の領海やEEZにはメタンハイドレートや原油、レアアース等が大量に埋まっていることが分かってきています。豊かな自然が生み出す豊富で上質な水資源など。勤勉で和を尊ぶ国民、それらが織り成すすばらしい日本文化。GDPで世界第3位になったとはいえ、小さな島国にとっては有り余るほどの富。世界から見ればまさに垂涎の宝船でしょう。この国が防衛力をおろそかにするのは、ガラスケースに入れた宝石を大通りに放置するようなものです。

これだけの宝船がおざなりの防衛力で大海を彷徨っているとしたら、食指を動かしてくる国があっても不思議ではありません。現状は強盗に対して略奪を誘っているようなものです。日本建国の理想は八紘一宇であり、「世界は一家、人類は兄弟」ですが、強盗に盗られたのではこの理想は達成できません。われわれは、日本の実力を冷静に、客観的に見つめなおす必要があります。

総選挙が終わり、売国的な民主党政権から、この宝を守ろうという自民党政権が復活することになりました。韓国でも保守派の朴候補が当選し、日韓で流れが徐々に良くなりつつあることを感じさせてくれています。このときに当たり、まさにこの人でなければならない安倍総裁が誕生し、安倍政権が誕生することは、日本の使命というものを改めて想起させてくれます。

混迷する世界は日本を必要とし、日本の理想を共有したいと思っています。それは東北大震災後の被災者の行動や、外国に対するこれまでの日本の援助、災害復興支援、PKO等が感謝され、それに携わる日本人(自衛隊員を含む)が本当に尊敬されていることからでも分かります。

未だ多くの日本人には実感されていませんが、日本の現状は明治維新に匹敵する国難の真っ只中であります。チベットやウクライナ、モンゴルのように日本が蹂躙され、建国の理想を奪われ、日本で無くなることは世界の大損失であることを知らなくてはなりません。「日本は日本人の為だけの国ではない」からこそ日本の理想を実現するまでは、日本で有り続けなくてはならないのです。その為には独立を維持し、いかなる恫喝にもゆるがぬ信念と、それを支える実力(防衛力)を備えるべきであります。

これまでは資源小国を自認していた日本ですが、最近の調査によれば実は資源大国で有ると言うことが分かって来ました。我々が決意さえすれば、物心両面で世界を指導していける実力を身につけることが出来ます。安倍政権を支え、日本を守ることは有権者である我々国民を置いて外にはありません。そして疲弊した国の仕組みを合理的、道理的なものに改め、日本を安定したゆるぎない大国にし、その成果を世界に示していくべきであります。我々はその為に何を成し得るか、年頭沈思したいと思っています。